特集・連載
なんとしなやか“柔ゴア”。最新鋭の「ゴアテックス インフィニアム」搭載コート
モノすごい機能で選ぶ冬の服 昨今進化が止まらない「モノすごい機能服」たちは、その性能を考えると冬を待たずに、“売り切れ→後悔”コースの逸材ばかり。「防寒」はもとより、「防止透湿」「発熱」「拡張」「伸縮」さらには、「抗菌」まで。時代の進化&人々の要望の中で爆誕しまくる最新鋭の機能服を、わかりやすく解説します♪ この記事は特集・連載「モノすごい機能で選ぶ冬の服」#01です。
完全防水“じゃない”からこそのモノすごい強み!
モノすごい機能服といってまず思い浮かぶのは、やっぱりゴアテックスのそれ。完全防水のシェルに、鎧がごとき安心感を覚えて愛用している人も多いことでしょう。
でも、しなやかなドレープが美しい写真のコートも、じつはゴアテックスファミリーの一員だって信じられます? 搭載ゴアは、’18年秋に仲間入りした防風性や透湿性に特化する「ゴアテックス インフィニアム」。
虎の子たる完全防水をあえて捨てたことで身軽になり、裏のシームテープも不要であるのがこれのミソ。だからこのコートのように、素材本来の柔らかさをスポイルすることなく前述のハイテク機能を付与できるのです!
ちなみに完全防水を捨てたとは言いましたが、本品も撥水性は備えていますから、悪天候に心強い存在であることに変わりはありません。考えてもみてください。傘を差さずに歩く雨の山道ならともかく、コットンパンツを穿いて街を行くときに、完全防水が必要なシーンはそう多くないでしょう。
となれば、風を通さず蒸れずに暖かいうえ、多少の雨も安心。おまけに洒落感もバッチリなら着心地もサイコー♡──なアウターって、もうこれ以上、何を望みますか!?
①柔らかい ②軽い ③GOOD PRICE

ゴアテックス インフィニアム
防風性や透湿性に特化したゴアテックスのバリエーション。代名詞である防水性を謳わない珍しいラインで、ステッチの裏側をシームテープで塞ぐ必要がないため、表地の柔らかさや軽さを保ったまま前述の機能を付与できる。自ずとコストを抑えられるのもポイント。
触ってごらん、ゴアテックスだよ♡
DAIWA PIER39[ダイワ ピア39]
ゴアテックス インフィニアム テックツイード ステンカラーコート
しなやかなヘリンボーン織りの表層地は、ポリエステル100%。ウールツイードと見まがう自然な表情は、まさかゴアとは思えない。釣りが原点のブランドの一着らしく、内側にはマチ付きメッシュポケットを装備。これが手ブラのお出掛けにも重宝! 8万2500円(グローブライド)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。