特集・連載
今知っ“得”べきガレージブランド #03「アンサーフォー」
間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド 「ワードローブから絶対外せないお気に入りって何ですか?」。休日の朝、な~んも考えずついつい手がのびちゃうようなそれ。楽チンで機能的で、重ねるだけで誰でもレイヤード巧者に……。おそらく正解は、アウトドア服でしょう。正直、フィールドより街でこそ活かされているんじゃないでしょうか? 巷にあふれるアウトドア服を吟味して、間違いなく日常で使える!モノだけを選び抜いた本特集。クロゼットの中心に、追加したくなるかも? この記事は特集・連載「間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド」#30です。
スピーディに山でテストしてギアにフィードバックできる
100マイラーによる山仕込みのトレイルギア
約160kmを超えるウルトラマラソンのランナーであるアンサーフォー代表の小林さん、以前から納得のいくトレイルギアに出会えなかったそう。
2013年:トレランのランナーとして大会に出場するもギアに不満……
すると「’14年に世界最高峰のトレイルランレース、UTMBの参加抽選に当たったんです。ただ背負いたいザックがなく、自分で作って完走しました。それがアンサーフォーの出発点ですね」。
2014年:フランス最高峰の大会に当選。これをきっかけにバックパックを製作
その後、高尾山のふもとに移住しブランドを発足。ギアを山でテストし、リアルな機能をフィードバックする点でも高い支持を得ています。
「でもアウトドアブランドは機能だけでなく、地域に紐付いて社会貢献しないといけない。クリーンナップなどもその一環です。高尾山でいいモノ作りができてるし、そこをキレイにするのは当然のことですね」
2016年:高尾山を拠点にゴミ拾い&啓蒙活動で大忙し(汗)
アンサーフォー 代表者
小林大允さん
100マイル基準の機能と、ギアらしからぬデザインで人気のアンサーフォーを設立。高尾駅近くの直営店も見所が多い!
街買いなし!の一着
ANSWER4[アンサーフォー]
ネオシェルジャケット
100マイルレースのレギュレーションをクリアする3レイヤーシェル。ポーラテックのネオシェルを使い、防水防風性、通気性が抜群。レースの大敵、内部のムレを減らし、街でも快適に着られる。4万8800円(アンサーフォー)
米国生まれの呼称で、ガレージ(車庫)でモノ作りを行うような小規模生産のアウトドアブランドを指す。大手とはまた違った、アウトドアズマンの生き様を映すようなプロダクトが特徴的。熱烈な支持もあり、即完売も珍しくない。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。