特集・連載
傘代わりに持ち歩くべきはパタゴニア社員の“お守りシェル”
間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド 「ワードローブから絶対外せないお気に入りって何ですか?」。休日の朝、な~んも考えずついつい手がのびちゃうようなそれ。楽チンで機能的で、重ねるだけで誰でもレイヤード巧者に……。おそらく正解は、アウトドア服でしょう。正直、フィールドより街でこそ活かされているんじゃないでしょうか? 巷にあふれるアウトドア服を吟味して、間違いなく日常で使える!モノだけを選び抜いた本特集。クロゼットの中心に、追加したくなるかも? この記事は特集・連載「間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド」#06です。
“持ち歩くシェル”というジャンル自体を確立した傑作
「空見ても天気予報見ても、雨降るかどうかは微妙なライン。傘持ってくのが安パイなんだろうけど、正直面倒くさいんだよなぁ……」
な~んて日は、傘代わりにシェルをカバンに忍ばせとくってのが、服好きにとっての最適解。ではそんな日に選んで間違いないシェルの条件とは? まずはパッカブル仕様ってこと。お次に少々の雨風ならへっちゃら♪な撥水防風素材が使われてること。
パッカブル仕様の撥水防風素材
この2点をクリアしたフーディニ・ジャケットは、すでにパタ好きには周知の定番品ですが、前身のドラゴンフライプルオーバーが登場したのは、まだ軽くてコンパクトなウインドジャケットがなかった2002年のこと。
透湿性を向上させて2004年にフーディニ・ジャケットとして後を継ぐと、一躍ブレイク、携行シェルを一大ジャンルへと押し上げる契機となりました。
今ではパタゴニア社員の約9割近くも愛用しているという、言わば制服的シェル。空模様が微妙な日にも、出張や旅行なんかにも、これ以上のお守りはありませんよ。
・パタゴニア社員の9割が持ち歩いている制服的存在!
・パッカブル仕様の撥水防風素材
105g(M)と超軽量なリップストップナイロン
patagonia[パタゴニア]
メンズ・フーディニ・ジャケット
パタゴニア史に残る名品のひとつ。復元力にも優れるリップストップ・リサイクル・ナイロンを採用してるからシワになりにくいというのも、携行シェルとしては◎。1万4850円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)
サクッと羽織るだけでスパイスに
顔つきもめちゃくちゃベーシックなうえ、フーディは伝統のスリムフィットに設計されてるから、合わせる服も不問。スローンのニット1万6500円(スローン)ナナミカのパンツ2万4200円(ナナミカ 東京)パラブーツの靴7万2600円(パラブーツ青山店)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。