特集・連載
部屋着で走っていたら知り合いに遭遇(恥)
スロージョグはハイテク&ハイセンスを両立したサードウェイブな服でいこう!
スロージョグはじめるガイド なんやかやで移動距離が減り、脂肪という名の貯金を溜め込む今日この頃。運動しなきゃ、走らなきゃ。そこで耳寄りな事実をひとつ。フィットネス向上のために走るなら、ゼーハー本気で走っちゃダメ。ゆっくり走ったほうが痩せやすい&健康にいいって、どういうこと!? この記事は特集・連載「スロージョグはじめるガイド」#04です。
スロージョグ用ウェアのサードウェイブとはこれいかに? eコマースが浸透した昨今は、新鋭ブランドによるハイテク&ハイセンスを両取りしたウェアが続々登場。スポーティすぎないデザインがいい感じ♪
単なる部屋着じゃやる気出ないし、スローペースにも多少の汗はつきもの。一方でレーシーなウェアはオーバースペックだし、何より本気の服でスローなジョグってのも、ねぇ。
機能は本気、フィットはゆるめのTシャツ&短パンがちょうどいい!
アイヴォルのサングラス2万4200円(アイヴァン PR) タヌキのキャップ6600円 ガーミンの時計2万7280円(ガーミンジャパンカスタマーサポート) ヒアネスのソックス1800円(ヒアネスカスタマーサポート) オンの靴1万8480円(オン・ジャパン)
化繊の発明による薄軽な速乾ウェアが第一波だとしたら、ファッションブランドやデザイナーが手掛けたりコラボしたりしたスポーツウェアが第二の波。でもま、それもまた本気系といえば本気系ですよね。
スロージョグで着たいのは、本気度を隠した非スポーティな、気恥ずかしさゼロの服。ほら、ガチのウェアに身を包んでゆるく走るってのもアレですし。幸いにもここ数年、普段着ライクな、それでいてリラックスした洒脱な雰囲気を身上とするブランドが静かなサードウェイブを巻き起こしています。
この手のウェアは素材への探求も深化しており、レース服には劣るものの必要十分な機能性を備え、何より着心地が抜群! シルエットもリラックスしていて、小洒落た部屋着にもなる、サードウェイブな服が断然気分です!



ベタつかないコットン×シルクTなんて最高だ!
天然素材をランニングウェアに
HERENESS[ヒアネス]
コットン×シルクTシャツ
オーガニック綿80%シルク20%なのにしっかりと乾く一着。速乾性と軽さを出すため、Tシャツ用としては異例の細さとなる62番手糸を採用。そこにシルクを混紡させた特殊な62双糸を開発し、走れる純天然素材Tに。グラフィック1万1000円、無地各8800円 (ヒアネスカスタマーサポート)
同じ素材の無地もあり
パーフェクトなジョガー向け機能&ゴールデンレングス
ファッション目線の純国産ウェア
TANNUKI[タヌキ]
SATO ウインドショーツ
パーテックス イクイリブリアムを用いたシェル素材のショーツ。スポーツ・アウトドア・カジュアル各社のショーツを実際に採寸し、脚上げのしやすさと、都会で違和感の少ないレングス&フィットを算出して製品化。立体裁断にあえてワンタック入れた丸みのあるフォルムも洒脱な印象。1万3200円 (タヌキ)
腰裏のジッパーポケットはスマホ収納にも
アースカラーで揃えてアウトドアテイストに
珍しいモックネックが秋冬も、そして街でも活躍
TANNUKI[タヌキ]
サトSSモックネックT
コットンのように自然なふくらみ感のあるポリエステルを、ファッション畑のパタンナーの手による型紙を用い、高い技術を持つ福井県のカットソー工場で製品化。裾ポケは、重いものを入れてもショーツにインすればバタつかない。9900円(タヌキ)
街穿きショーツのようなスラントの前ポケが使いやすい
オールドスクール×環境配慮
JANJI[ジャンジ]
6″ トランジットテックショーツ
リサイクルポリエステルを多用したショーツは米国の新進ランニングアパレルのもの。アーシーな色使いやオリエンタルな柄を得意とし、メジャーブランドとは一味違うオールドスクールなデザインが持ち味だ。1万230円(オッシュマンズ 新宿店)
ホカ オネオネの靴1万7600円(デッカーズジャパン)
結局、オールブラックがカンタン&オシャレだ
日本の酷暑にもジャストな超通気T
カナダ生まれ“アスレジャー”の旗手
lululemon[ルルレモン]
メタルベントブリーズショートスリーブ
ベンチレーション用の孔が肌透けを気にさせないサイズでボディ全体に開けられた、超通気Tシャツ。銀に包まれた繊維をブレンドすることで抗菌防臭効果も高く、自分だけでなく他者への配慮までデザインされた一着だ。1万1000円(ルルレモン)
ほんのりテーパードした脚長ショーツ
lululemon[ルルレモン]
T.H.E. ショート 7″ ラインドNulux
動きやすく、吸汗発散性に優れたヌーラックス素材の一体型インナーが付くショーツ。大事な部分をしっかりホールド&スマホが跳ねないポケット付きと走りやすさは申し分ナシ。表地も4wayストレッチで動きやすい。1万1000円(ルルレモン)
ルルレモンのキャップ5200円(ルルレモン) オールバーズの靴1万6250円(オールバーズ)
ペールトーンTを取り入れると今っぽい
米国産スーピマコットンベースの速乾防臭T
JANJI[ジャンジ]
ランテラショートスリーブT
米国産スーピマコットンをベースに37.5テクノロジーのポリエステルを混紡。蒸気や臭気をとらえて放出する機能をプラス。人間工学に基づき、肩の縫い目を肩の上部からロールバックするなど快適性を追求。7150円(オッシュマンズ 新宿店)
日本人デザイナーによるカジュアルシルエット
理想は高く、見た目はユルく
FRANK&MORRIS[フランクアンドモリス]
アクティブショーツ04
パッと見普通のショーツなれど、前2つ、両サイドに2つのポケットを備えた収納自慢。スマホなどの小物がジョグ中邪魔にならない。ゆったりめシルエットと伸縮性バツグンの生地が相まって、カジュアルながらも運動性は高い。1万3200円(三本旗)
アイヴォルのサングラス2万4200円(アイヴァンPR) サッカニーの靴7590円(サッカニー ジャパン)
超薄軽なウインドシェルも用意しておくと何かと便利だ
地球にもジョガーにもやさしい
STATIC[スタティック]
アポストロライトフーディ
奥多摩発の環境配慮型のアウトドアブランドが、工場で糸が作られるときに出る繊維ゴミに着目。その繊維ゴミを再利用したナイロン糸を薄軽なウインドシェルに採用している。未来のパタゴニア!?なシンプルデザインも好もしく、ジョグの前後の羽織りものとして一枚持っておくと何かと便利。1万7600円(スタティックブルーム)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。