特集・連載
ザ・ノース・フェイスのジャケットの裾が隠れる“通勤シェル”で脱・休日!
間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド 「ワードローブから絶対外せないお気に入りって何ですか?」。休日の朝、な~んも考えずついつい手がのびちゃうようなそれ。楽チンで機能的で、重ねるだけで誰でもレイヤード巧者に……。おそらく正解は、アウトドア服でしょう。正直、フィールドより街でこそ活かされているんじゃないでしょうか? 巷にあふれるアウトドア服を吟味して、間違いなく日常で使える!モノだけを選び抜いた本特集。クロゼットの中心に、追加したくなるかも? この記事は特集・連載「間違いない秋のアウトドア服徹底ガイド」#01です。
使わないスペックは不要! 兼ねられるシェルこそ正義だ
「せっかくシェルを買うのなら、たまのアウトドアだけじゃなくて休日に、いや仕事にも着られないかな……」なんて欲張りな思いを抱くアナタは正解。手軽に高性能が手に入る今、本気で山登りに挑むのでもない限り、賢明なシェル選びのキモは“兼ねる”にあります。
では、どんな一着がアウトドアから通勤まで兼ねられる=間違いないシェルなのでしょう? 条件その1はずばり、ジャケットの裾を覆う75cm以上(※Lサイズ換算)の着丈です。条件に沿うザ・ノース・フェイスのマウンテンライトジャケットは、タウンユース前提で設計されたモデル。
(※ジャケット、シェルともにLサイズで比較)
本格的なシェルは運動性優先で短丈がデフォルトなのですが、こちらはやや着丈が長く、狙ってか狙わずか、ジャケットの上に羽織っても裾がピョロンしない。シンプルな顔と相まって、オンスタイルにもさらりと馴染むのです。
(GORE-TEX/ゴアテックス)
続く条件その2は、ストレートにゴアテックス仕様であること。通勤シェルの真骨頂がココにあるわけで、雨具に使えて蒸れにくい優位は外せませんからね。
そして条件その3は、単色であることです。とりわけザ・ノース・フェイスだと2色のほうが“らしい”のですが、通勤にそぐわないので節制が肝要ってわけ。で、これら3条件を押さえたシェルは、総じて昨今主流の化繊系セットアップと相性◎。素材の馴染みもいいから、ハズシという感覚じゃなくてハマるのよ。
・ジャケットの裾が出ない75cm以上のシェル
・全天候対応のゴアテックス
・ツートーンは絶対NG
1985年生まれのマウンテンジャケットをライト化!!
THE NORTH FACE[ザ・ノース・フェイス]
マウンテンライトジャケット
定番のマウンテンジャケットを街用に改良。ライトを謳うが、表地には70デニールの強靱なナイロンを使用。ゴアテックスの2層構造により防水透湿性&保温性も確保している。3万9600円(ザ・ノース・フェイス オルター)
カジュアル化したビジネスシーンにBEST MATCHでしょ?
今どきのセットアップと最高の好相性。ユナイテッドアローズのジャケット2万9700円、同パンツ1万4300円、ユナイテッドアローズ×ジョン スメドレーのニットポロ3万8550円(ユナイテッドアローズ 原宿本店) パラブーツの靴7万1500円(パラブーツ青山店)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。