特集・連載
数万枚売れた……レミ レリーフの永世定番ウエスタンシャツ
究極のシャツ10選 Tシャツならヘインズ、デニムならリーバイス、革靴ならオールデン……。では、10年経ってもクロゼットの中心から決して外れないシャツってなに? それがテーマです。“リピート買いが絶えない”や“タフネスの極み”、“定番のアップデート”etc.。昨日も、そして10年後の今日も、気づけば着てる“究極の日常シャツ”をじっくり選び抜きました。 この記事は特集・連載「究極のシャツ10選」#04です。
REMI RELIEF
デニムウエスタンシャツ
レミがスタートしたのは2008年。このウエスタンシャツは、その最初のシーズンから現在まで途切れることなく展開されてきました。
継続は力なり。いつしかブランドのアイコンとなったこの名作は、なんとこれまでに累計数万枚もの売り上げを記録。現代が生んだ永世定番として、10年以上もの間信者が絶えないロングセラーになっています。
理由はそのヴィンテージと見紛う風格。インディゴでロープ染めしたジンバブエコットン糸で織り上げた特注生地を、縫製後に岡山県の児島地区に構える自社工場で、名工たちが酸化具合まで計算し専用の釜を回す速度や時間を逐一調整。
経験と手間を惜しまず注ぎ込むことで、例えば“頻繁に洗濯を繰り返して3年着込んだ表情”といった、狙い通りの風合いに仕上げているんです。
さらにビッグ全盛の今にあって、古式ゆかしい細身シルエットを貫いているのも特筆点。往年のウエスタンシャツをリスペクトし、流行に迎合しない。このブレない姿勢にも惹かれますよね。
REMI RELIEF[レミ レリーフ]
デニムウエスタンシャツ
レミ レリーフのアイコン的シャツ。さまざまなヴィンテージウエスタンシャツの意匠をミックスして、いつ着ても古さを感じさせない顔つきが魅力だ。より色落ちさせたバージョンもアリ。各2万5080円(ユナイト ナイン)


伝統的意匠であるスナップボタンを踏襲
空環仕上げも渋みを増すスパイスに
ベストな着こなし
「ネイビートーンでクリーンにまとめる」
レミ レリーフのシャツ2万5080円(ユナイト ナイン) ビームス プラスのパンツ1万9800円(ビームス プラス 原宿) オールデンのシューズ14万1900円(ラコタ) その他はスタイリスト私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。