特集・連載
ドレスとワークをブレンドした最強のオン⇔オフシャツ
究極のシャツ10選 Tシャツならヘインズ、デニムならリーバイス、革靴ならオールデン……。では、10年経ってもクロゼットの中心から決して外れないシャツってなに? それがテーマです。“リピート買いが絶えない”や“タフネスの極み”、“定番のアップデート”etc.。昨日も、そして10年後の今日も、気づけば着てる“究極の日常シャツ”をじっくり選び抜きました。 この記事は特集・連載「究極のシャツ10選」#02です。
BEAMS PLUS
レギュラーカラー ブロードシャツ
ドレスシャツのように品があり、ワークシャツのように質実剛健。そんな嘘のような誠を形にして、同じ“オンオフ兼用”を標榜するライバルたちと歴然たる差をつけているのが、このビームス プラスの渾身作です。
ベースになっているのは、ヴィンテージ好きなら脊髄反射で胸が高鳴る、’50年代後半~’60年代のアメリカンシャツ。まずはそこに超長綿製の120番手糸を3本撚りにし、すこぶるエレガントに仕上げた糸を用い、超高密度に平織りした生地をON。
さらにクラシックなAラインシルエットに設計しつつ、衿に着脱可能なカラーキーパーを備えながらも、袖口はワーク由来のイッテコイ始末etc.。要は生地と仕立ての双方でドレスとワークの意匠をいいとこ取りしているのです。
おかげでどんなシチュエーションにも馴染むカメレオン力は最強クラス。キレイに着てもラフに着ても決まる。毎日レギュラーを張れる希少なシャツは、10年と言わず生涯添い遂げたくなる魅力を纏っているのです。
BEAMS PLUS[ビームス プラス]
レギュラーカラー ブロードシャツ
ユナイテッドアローズ イージーケアドレスシャツの名作と双璧をなす、セレクトショップを代表する10年シャツ。ドレスなはずの超長綿製ブロード生地も、度詰めによってワークなタフネスを確保してるから、育てる楽しみも。各1万9800円(ビームス プラス 原宿)


ワークシャツ然としたイッテコイ始末
自在に着脱できるカラーキーパーも完備
ベストな着こなし①
「リラックスフィットのアメリカントラッド」
ビームス プラスのシャツ1万9800円、同ジャケット3万3000円、同パンツ1万7600円(ビームス プラス 原宿) オールデンのシューズ14万1900円(ラコタ) ユナイテッドアローズ バイ カネコオプティカルのメガネ1万9800円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店) その他はスタイリスト私物。
ベストな着こなし②
「チノパン+モカシンで直球ワークスタイル」
ビームス プラスのシャツ1万9800円(ビームス プラス原宿) ナナミカのパンツ2万4200円(ナナミカ 東京) ユナイテッドアローズ バイ カネコオプティカルのメガネ1万7600円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店) その他はスタイリスト私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。