特集・連載
リピーターが絶えないイージーケアドレスシャツ
究極のシャツ10選 Tシャツならヘインズ、デニムならリーバイス、革靴ならオールデン……。では、10年経ってもクロゼットの中心から決して外れないシャツってなに? それがテーマです。“リピート買いが絶えない”や“タフネスの極み”、“定番のアップデート”etc.。昨日も、そして10年後の今日も、気づけば着てる“究極の日常シャツ”をじっくり選び抜きました。 この記事は特集・連載「究極のシャツ10選」#01です。
UNITED ARROWS
イージーケアドレスシャツ
究めているのは「イージーケアと本格仕様の両立」。これはビズスタイルにも機能を持ち込むのが当たり前になった昨今、ドレスシャツに誰もが望む要素でしょう。需要が多い分、同じような謳い文句のシャツは氾濫していますが、今作はその練度が完全に頭ひとつ抜けています。
要になっているのは、その才色兼備すぎる生地。一般的に化繊を混紡したり、太番手糸を使えば、シワへの耐性は高くなるのですが、それでは仕上がりが粗野な風合いになってしまいます。
そこで今作は綿100%、しかも細番手の双糸だけを使いつつ、特殊加工を施すことで、上質なドレスシャツ特有のしっとりした肌触りや光沢を生みながら、形態安定性も実現しているんです。
だから極めて折り目正しい印象にもかかわらず、洗濯後に速やかに生地を伸ばしながら吊り干ししておくだけで、シワが目立たずキレイに乾いてくれる。
加えて衿型や色柄のバリエーションも豊富なので、リピーターが絶えないのも納得というワケです。
UNITED ARROWS[ユナイテッドアローズ]
イージーケアドレスシャツ
長年ドレスシャツ部門の売り上げ1位に君臨する名作。昨春からはイージーケアシャツでは困難とされていた高級シャツの定番仕様“1本針折り伏せ縫い”も実現。各1万5400円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)




ドレスに強いUAが誇る大ベストセラー
綿100%の上質生地なのにシワになりにくい
ベストな着こなし
「ネイビースーツで究極のベーシック」
ユナイテッドアローズのシャツ1万5400円、同スーツ7万4800円、同シューズ2万9700円、ニッキーのタイ1万8700円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)その他はスタイリスト私物。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。