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気にはなるけど、ちょっと敷居が高いかも? だけど、そろそろ行ってみたいんです! そんな大人の文化系スポットってありますよね。ってことで、大事なとき、大事な場所で失敗しないための流儀がこちらです。転ばぬ先の豆知識、ぜひ覚えてってください。
 
 

大人の文化系スポット1 |歌舞伎[かぶき]

400年以上の歴史を持つ伝統芸能。演目から舞台の詳細の名称にいたるまで 江戸時代から練り上げられた専門用語がちりばめられ、名跡(みょうせき)と呼ばれる役者の芸名も代々受け継がれるため、いつの間にか変わったりしてややこしい。

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『かけ声はかけない』

役者の登場や見得を切ったときに客席から絶妙のタイミングで「成田屋ぁ~!」など役者の屋号や「待ってました!」などの声がかかり、舞台を盛り上げる。建前では誰もが自由にできることになっているが、実際には多くの決まりごとがあり、“大向こう”と呼ばれる客席3階後方に陣取った熟練の人々が担当する。初心者は慎んだほうが無難だ。ちなみに、女性は厳禁。
 

★これも覚える!★
公演前に
チラシの裏を読む

話のスジがわからないと面白さは半減。有料のパンフレットに詳しく書かれているが、公演のチラシにもあらすじが掲載されているので目を通しておこう。

拍手は
周りと合わせる

歌舞伎は本来、大衆的な芸能。客もかしこまらず、名場面などでは盛り上がる。拍手のタイミングがわからなくても、周囲に合わせれば参加した気分に。
 
 

大人の文化系スポット2 |美術館[びじゅつかん]

ご存じ、芸術の殿堂・美術館。ほかの大人スポットと異なり、子どもに対しても完全に開かれた空間だけに敷居は低い。が、近年はどの展覧会も大混雑で行列も絶えない。いかに人疲れせずスマートに美術鑑賞ができるかが勝負。

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『メモは鉛筆で』

日本の美術館では、とくに明記されていない限り写真撮影やスケッチは禁止。また、印象に残った作品タイトルを書き留めるなど、展示室内で筆記具を使用する場合は、ボールペンや万年筆などはインクで作品を汚してしまう恐れがあるのでNG。鉛筆を使用しよう。当然ながら飲食も禁止。携帯電話の使用もNG。作品保護が絶対だ。
 

★これも覚える!★
大きな作品の近くにソファがある場合は
そこがベストポイント

展覧会の目玉となるような大型作品の前に置いてあるソファ。作品のベスポジに置かれていることが多いので、座って鑑賞しよう。
 
荷物は
ロッカーに預ける

美術鑑賞は意外に長時間歩くため、結構疲れるもの。混雑する館内ではほかの人の迷惑にもなるので、荷物は預けて身軽に鑑賞しよう。
 
 

大人の文化系スポット3|大相撲[おおずもう]

起源は、お祭りなどの際に神に捧げる神事だった相撲。江戸時代からプロスポーツとしての興行にも発展したが、現在は国技と位置づけられている。相撲中継に映り込む客席に必ず“キレイどころ”がいるところも大人ポイント。
 

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『より楽しむなら“どすこいFM”』

国技館で観るときは、FMラジオを忘れずに! 館内限定の「どすこいFM」を聴きながら観戦しよう。大相撲OBをはじめとするゲストが裏話などを交えながら解説してくれるので、あまり詳しくなくても目の前で繰り広げられる取り組みをより面白く観戦できる。ラジオは館内レンタルもあるが、人気ゆえ、持参したほうが無難だ。
 

★これも覚える!★
そこでしか買えない!
公式グッズがかわいい

会場でしか買えない公式グッズがじつはイケてる! 力士の後ろ姿模様の今治タオル、江戸小紋柄+相撲モチーフの絆創膏など、相撲関連のグッズが豊富に揃う。
 

座布団は
投げちゃダメ

ニュースでよく見る光景。昔はご祝儀の意味で、現在は大番狂わせのときに起きるが、当たった人がケガをする恐れも。厳禁行為だ。
 

※後編はこちらから
 

【ビギン2017年8月号の記事を再構成】
文/安藤奈穂子 イラスト/TOMOYA

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