特集・連載
「とりあえずビール」はもう卒業しよう! その一杯を最高においしく飲むための基本 -「ビール」の教科書
定番の教科書 ネイビージャケットやB.D.シャツ、チノパンといったお馴染みの服はもちろん、スニーカーやデイパに代表される靴、鞄、さらにはスポーツカーや食べ物まで、どのカテゴリにも、いつの時代も変わらない「定番モノ」が存在します。いまもなお、定番が定番たる所以とは? 歴史、ウンチク、名作から今買える新傑作まで、世の定番モノをじっくりわかりやすく解説します。 この記事は特集・連載「定番の教科書」#35です。
HISTORY
オールシーズン、誰もが“とりあえず”頼むビール。老若男女を問わず圧倒的支持を受けているわりに、歴史はもちろん、その種類も原料も製法も、意外と知られていないというのが現状。色や香り、味わいもさまざま、個性あふれる一杯を最高においしく飲むための基本を学んで、いまこそ「とりあえずビール」から卒業しよう。
1877年に発売された、現存する日本最古のビールブランド「サッポロラガービール」誕生当時のラベルがコチラ。開拓使のシンボル、北極星が描かれ、今も「赤星」の愛称で親しまれている。ヨーロッパから遅れること数百年、ここから本格的に、わが国のビールの歴史が始まった。
ビールは安全のために生まれた
水が危険だった時代
キリスト教とともに広まる
アルコールの殺菌作用に加え、製造過程で煮沸するビールは、水よりもよっぽど安全な飲み物とされていた。ヨーロッパでは中世になると、当時あらゆる分野のシンクタンク的存在だった修道院でビールが造られるように。写真は1100年代から醸造を続ける、ベルギーのオルヴァル修道院。
定番アイテムの基礎知識
飲料
【ビール】
●大麦・ホップ・水・酵母でできた飲み物。
●大きく分けるとラガーとエール。
●「最初の一杯」として鉄板。
写真/大嶽恵一 文/井上健太郎 スタイリング/佐々木 誠 取材協力/藤原ヒロユキ
掲載記事は、雑誌Beginの連載『定番の教科書』の2014年10月号に掲載された記事の抜粋であり、本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として掲載当時の情報となるため、現在の仕様や価格、色、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。