特集・連載
ピレネックスの大人気アウター「アヌシー」はショップ別注が狙い目!
極上一生ダウン徹底研究 冬のアウターの真打ちともいえるダウンジャケット。今ではお値打ちなブランドも数多くありますが、やはり一着は本格スペックの本モノを持っておきたいもんです。そこでコレさえあれば極寒の地でもOKな極上ダウンを徹底研究! 一生モノを手に入れてください。 この記事は特集・連載「極上一生ダウン徹底研究」#01です。
肩肘張らないデザインなのに、抜群に暖かくて、何よりも着る人を確実にシャレオツに見せるピレネックスのダウン。フランスブランドだからできる“当たり前”こそが最高級のワケなんですね♪
ただ、人気ゆえに街でのカブりが心配。とくに一番人気の「アヌシー」はその頻度が高そうです。となるとショップ別注が狙い目ですが、シンプルさこそココの美点ゆえ、あんまし妙なアレンジはちょっと……。
その点セレクトの2大巨頭はわかってます。ワッペンをボディ同色にした他は、かたやファーの色、もう一方は生地を替えただけ。それでも元がフツウなせいか印象がかなり変わり、グッとオトナな雰囲気に。
しかもこの2作のテイストが真逆なのも面白いじゃないすか。むろんともにオン⇄オフ着回し力はそのままゆえ、安心して品定めくださいませ!
1.INTERNATIONAL GALLERY BEAMS別注
ファーまでブラック!でカジュアルを格上げ♪
INTERNATIONAL GALLERY BEAMS
[インターナショナルギャラリー ビームス]別注
ピレネックス アヌシー
外装の生地は定番アヌシーと同じだが、左腕のワッペンとフードのフードのファーをボディと同じブラックとしたことでグッとシックでモダンな雰囲気に。トレンドのモノトーンコーデもクールに決まりそうだ。11万円。(インターナショナルギャラリー ビームス)


ブラックファーの色気をマットな生地が受け止める
「黒のファーに艶やかな生地を合わせるとややヤンチャなムードになりそうだったので、生地はインラインと同じポリエステルのギャバジンのまま。シックなバランスに仕上がりました!」。(服部さん)
インターナショナルギャラリー ビームス
ディレクター 服部 隆さん
ON
ビームス プレス
間瀬裕介さん


OFF


2.UNITED ARROWS別注
スムースなテック生地でオンがもっと都会顔に!
UNITED ARROWS[ユナイテッドアローズ]別注
ピレネックス アヌシー
外装の生地はユナイテッドアローズのエクスクルーシブ素材で、高密度織りのポリエステル+伸縮性に富んだ極薄のポリエステル皮膜+トリコットの3層構造。シルキーでしなやかな、かなり高級感のある生地だが、じつは撥水性も高いのだ。11万円。(ユナイテッドアローズ 原宿本店)


シルキー&しなやかでリッチな風合いの撥水生地
「通常のアヌシーの生地よりもしなやかで高級感ある生地を採用することで、オン&オフともに上品なスタイリングができる。紡毛系のスーツを都会的にまとめたいときにもいいんですよ!」。(内山さん)
ユナイテッドアローズ
メンズチーフバイヤー 内山省治さん
ON


OFF


ブランド紹介
since 1859(フランス)
フランス南西部サン・セベにて、羽毛を高級ダウンに加工する工場として創業。じつは世のダウンブランドの多くは、ダウンの生産自体は外部に委託。そのことから近年は“真のフレンチダウン”として急速に人気を高めている。
採れたて24時間以内の“当たり前”こそ最高級たる所以




サン・セベはフランスの主要羽毛産地のど真ん中
広大な大地ですくすく育つダックちゃん
朝採りされたフワッフワの羽毛
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。