特集・連載
伊ブランド「ラルディーニ」と日本を代表するデザイナーがまさかのコラボ!
秋冬春の3シーズン使えるアウター探しました 暖冬、冷夏、季節外れの台風と、異常気象が続く現代ニッポン。闇雲にハイスペックの高価なアウターを買ったものの、着たのは真冬の数週間のみ……なんて人も少なくないはず。今どきスマートな上着は秋、冬、春と長きにわたって活躍してくれる、いわば3シーズンアウターと呼ぶべきものです。長いシーズン着られれば、結果としてコストパフォーマンスだって◎! そう、それこそがビギン流のサスティナブルなんです。究極の3シーズンアウターを是非是非お楽しみください! この記事は特集・連載「秋冬春の3シーズン使えるアウター探しました」#04です。
イタリアンクラシコの雄と、日本のファッション界を牽引するデザイナーがまさかのコラボ! まさに鬼に金棒。虎に翼。“仕立て”にも“便利”にも妥協したくない服好きは要注目!
Designer’s Interview
名匠が“クラシコ”と“機能”を調和
名だたるメゾンのOEMを請け負ってきた、イタリア屈指のファクトリーブランド、ラルディーニ。ここはすでに洒落っ気を欲す働きマンたちにとってオンオフ兼用ウェアのド定番。
仕立てよし。色気よし。で、着回し力の高さには定評がありましたが、この度その汎用性をより強化し、3シーズンアウターを豊富に揃えた新コレクションがスタート。それが日本を代表する世界的デザイナー、相澤氏とタッグを組んだ、“ラルディーニ バイ ヨウスケアイザワ”です。
デザイナー 相澤陽介氏
「まず意識したのは、“あくまでラルディーニ”だということ。だからどのアイテムも、基本的にはスーツに合わせるのが前提」。
「アウター類に関して言うと、構築的なパターンワークや、熟練職人を擁す自社工場での精緻な仕立てといった物作りの背景を活かしながら、いかにデザインと機能で現代的なエッセンスを取り入れるか、という試みに挑んでいます」。
相澤氏が得意としているテクニカルなアイテムの製作を後押しすべく、なんと同社はこのコレクションのために、わざわざ最先端の超音波ミシンを導入。
「このコートもその恩恵にあずかって製作されたもの。表地に上質なウールを使用した2レイヤー生地に、このミシンを使ってシームテープ加工を施しつつ、止水ファスナー等も採用することで、クラシカルなのに羽織り心地は極めて軽く、優れた防風、透湿、撥水性を備えることにも成功しています」。
「またカジュアルの度合いを左右する肩の落ち方も注力したところです。肩と腕のラインを何度も調整することで、オンでも違和感なく、オフでも洒脱に装えるようにバランスをとっています。3シーズン着回せる、というニーズにもしっかり応えてくれるはずです」
デザイナー 相澤陽介氏
1977年生まれ。2006年に人気ブランド、ホワイトマウンテニアリングをスタート。最先端の機能ファブリックを使ったアイテム作りで世界に衝撃を与え、各国の著名なブランドからもコラボを打診される、日本を代表するデザイナー。
LARDINI BY YOSUKEAIZAWA[ラルディーニ バイ ヨウスケアイザワ]
チェスターフィールドコート
最高級ウールを使用した2レイヤー生地を、伊の熟練職人が丹誠込めて仕立てた、美しくも機能的な才色兼備チェスター。クラシカルな見た目に反して羽織り心地はシェルばりに軽やか♪ 15万8000円。(ラルディーニ 東京店)
伝統と機能が詰まった充実のディテールワーク




[ON]品格と機能を兼備したシェルコートがスーツスタイルを引き立てる!
美しいパターンワークは健在だからビズ映え。デ ペトリロのスーツ15万6000円、ニッキーのタイ1万9000円。(シップス 渋谷店) ユナイテッドアローズのシャツ1万4000円、同鞄1万1000円。(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)クロケット&ジョーンズの靴7万4000円。(ビームス F)
[OFF]防風・透湿・撥水性を備えているから天候も気にせず着倒せる!
キャル オー ラインのジャケット2万3500円、同パンツ1万9800円。(ユナイト ナイン)キャプテン サンシャインのカットソー1万1000円。(キャプテンサンシャイン)トリッカーズ フォー シップスの靴7万2000円。(シップス 渋谷店)ヒコサカ×エディフィスの帽子6500円。(エディフィス 新宿)
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。