特集・連載
日・米・欧州の第一線級アウトドアブランドの覚えておきたい最新傑作モノ!
これさえあれば!のアウトドア名作 外出自粛を求められる今、せめて気分だけはアウトドアを取り入れたい! そんなアナタは、まずはこの特集を是非是非読んでほしい! ビギンが自信を持って「コレさえあれば!」とプッシュできる、今どき名作を豊富に取り揃えています♪ たとえ、今すぐ行かなくとも、揃えておけば来年、再来年、10年後だってアウトドアが楽しいまんま! さあ、フィールドに備えましょう! この記事は特集・連載「これさえあれば!のアウトドア名作」#18です。
世界中の最新技術やテクノロジーが集まる軍需産業や宇宙開発事業とアウトドアブランドは、常に隣り合わせの関係性。自然を生き抜くために生まれた叡智がそのまま採用なんてことも多々あります。つまりアウトドアアイテムとは、もっとも身近な最先端技術の結晶ってこと!
そんなイノベーションが詰まった最新アウトドアウェア&ギアをここではご紹介。日本、アメリカ、ヨーロッパというアクティビティが盛んな国や地域を代表するブランドの最先端ウェア&ギアには、こんな“スゴい”が詰まってました。
独自のアウトドア文化を形成する日本
島国で多様な自然環境を持つことから独自のアウトドア文化を形成するのが日本の特徴。特に1年を通してキャンプに対する熱は高く、オリジナリティあふれるアイテムが日々誕生している。一方で、美しい四季を映す山々は外国人登山客からも羨望の的になるほど人気。
ダウンだけじゃない! 難燃素材シェル
NANGA[ナンガ]
タキビフィールド アノラック パーカ
ナンガの代表作であるTAKIBIダウンジャケットが春でも着られる“脱ダウン”シリーズで登場。アラミドが混紡された生地は難燃素材特有のゴワつきもなく、しかも撥水仕様。フロント部分を取り外すことでエプロン単体としても使える。2万8000円。(ナンガ)
フロント部分を取り外すとエプロンに
(NANGA/ナンガ)
日本の山岳テント史上初!? セミオーダー式の山岳テント
MURACO[ムラコ]
ラピード X1
フライシート3カラー、インナーテントの素材2種類、2サイズの組み合わせでオーダー可能な山岳テント。将来的にはその他のパーツのカスタマイズも予定する。センターハブ構造で耐風性に優れる。1人用4万3000円、2人用4万8000円。(ムラコ)
収納時
中からベンチレーションにアクセス可能
常にアウトドアギアを革新し続ける米国
テクノロジー、デザインの双方で常にアウトドアギアを革新し続けるアメリカ。現代のアウトドアシーンを牽引するという自負のもと、ハイスペックなファブリック開発も盛ん。一級品のアウトドアギアを求める人には欠かせない、それがアメリカのブランドなのだ。
独自開発された超ハイテク素材シェル
THE NORTH FACE[ザ・ノース・フェイス]
FL L5 ジャケット
まるで生物のように気候や環境に順応し機能を変えるウェアがあればという思いから誕生した、独自素材フューチャーライトを使った最高峰の一着。圧倒的な透湿性を持ち、極地のあらゆる環境に対応する。7万7000円。(ゴールドウインカスタマーサービス)
収納時
(THE NORTH FACE/ザ・ノース・フェイス)
最高峰ブランド史上初のファミリーテント
MSR[エムエスアール]
バビチュード6
現代的なテントシステムの礎を築き、登山家などプロのアウトドアズマンからの信頼も厚いMSRから初のファミリーテントが誕生。美しい造形、シンプルかつ容易な設営など研ぎ澄まされた意匠はそのままに、見事に大衆化されている。8万2000円。(モチヅキ)
収納時
フライシートの色は鮮やかなブルーを採用
アウトドアウェアやギアの発祥地といっても過言ではない欧州
1800年代から続くアウトドアブランドが散見されるヨーロッパ地域は、アウトドアウェアやギアの発祥地といっても過言ではない。温故知新の精神で開発されたハイパフォーマンスなアイテムは、いずれも欧州ならではの洗練されたデザインで磨き抜かれている。
最新ゴアテックスを使ったポンチョ
MAMMUT[マムート]
THE HS ポンチョ
メンブレンを表地に使ったゴアテックス インフィニアムのシェイクドライ生地を採用した一着。生地の耐久性をカバーでき、高い防水性と素材感を存分に生かせるポンチョに仕立てた思い切りの良さが◎。5万5000円。(マムート スポーツ グループ ジャパン)
フードは収納式。街着としても使いやすい
(MAMMUT/マムート)
トレッキングポールと新作テントが初上陸


HILLEBERG[ヒルバーグ]
アナリス
テント専業メーカーとして最高峰の評価を得るスウェーデン発ヒルバーグの新作は、初期モデル「ケブ」の進化系でトレッキングポール仕様の2Pテント。DAC社製トレッキングポールも初上陸した。ポール2万円、テント7万6000円。(以上、エイアンドエフ)
収納時
超軽量なのに圧倒的な耐久性を持つ素材
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。