特集・連載
挿すだけ♪で即引き締まる“TVフォールド”でAll OK!
スーツスタイルの超基本 ビジネスとカジュアルの境目があいまいになっている昨今。だからといって、スーツの着こなしに関わる常識をおざなりにするってのは、服好きとしてナンセンスです。本特集で、ビジネスシーンから冠婚葬祭までの超基本10大事項をこっそりおさらいしましょ♪ この記事は特集・連載「スーツスタイルの超基本」#03です。
チーフはスーツの装いに許される数少ない装飾品の一つ。挿すだけで装いに気を使っている感じが出る、すなわちお洒落に見える!とあれば活用しない手はないでしょう。ここでは基本のきにして最も硬派な“TVフォールド”の挿し方をレクチャーします!!
TVフォールドなら硬派に洒落感UP!!
ベーシックな白リネンなら、色合わせを選ぶこともない。エディフィスのスーツ7万5000円。(エディフィス 新宿)マリア サンタンジェロのシャツ2万6000円。(ビームス 六本木ヒルズ) マッキントッシュ ロンドンのタイ1万8000円。(SANYO SHOKAI カスタマーサポート)
チーフのベーシックは白リネン!!
FAIRFAX[フェアファクス]
リネンポケットチーフ
最もドレス性が高く、かつシーンを選ばず使えるのが白リネンだ。フェアファクスのチーフ4000円。(フェアファクスコレクティブ)
1回で覚えられる[カンタン3ステップ]



正方形の4辺のうち2辺がビラビラ、2辺が山折りされた状態になるが、ビラビラが上と左にくるように置き工程[2]へ。[2]では右側のみをクルッと折る。最後は、高さを調整して山折り部がラペルへ隠れる正しい向きで挿す。
“TVフォールド”をマスターしたら……応用ネタも覚え得
誠実な印象が命であるTVキャスターの装いに由来する呼称、TVフォールドだが、崩せば洒脱な印象も狙える。
[ズラシTV]ぴょろっと後ろを出してニュアンスUP♪
ズラシTVならオリジンの品行方正さは残しながら、さらりと洒脱さも醸し出せる。ただ、ズラしすぎはこれみよがしになるので注意。コーデは上と同じ。
挿すときに後ろの端を少し上げるだけ
[S字]パイピング入りならさらに洒落感が際立つ!
“TVフォールド”の工程[2]をアレンジした畳み方で、S字のカーブが特徴。パイピング入りのチーフだとうねりが強調されて、より豊かな表情となる。麻布テーラーのチーフ1500円。(Y&Mプレスルーム)フェアファクスのタイ1万円。(フェアファクスコレクティブ)※スーツは上と同じ。
ふとんを3つ折りにする要領でS字に折り畳む
パイピングでタイの小紋色を拾うのもアリ
チーフのパイピングでタイ色を拾い、つながりを設けるのが洒落感のミソ。右の写真では地色で拾っているが、柄色で拾うのも有効だ。ホリデー&ブラウンのチーフ8800円。(ビームス 六本木ヒルズ)※スーツは上と同じ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。