特集・連載
もはや本場と互角!? 日本の水染め+型押しコードバンは“高価で繊細”を覆す!
通が欲しがるニッポンの傑作 「メイド・イン・ジャパン」といえば最"優"品質を保証する目印。家電、自動車、カメラ……世界が驚愕した名モデルは数あれど、日本人だからこそ、ビギンだからこそ提案できる通自慢な傑作があるんです! わかっている人こそ「スゴイーデスネ」と欲しくなりますよ!! この記事は特集・連載「通が欲しがるニッポンの傑作」#12です。
職人技を駆使した加工がコードバンを世界レベルに
本家超え日本の本気、トリは、「革のダイヤモンド」と称されるコードバン。真っ先に思い浮かぶのは、あの米国靴名門も信頼を置くホーウィン社でしょう。
シワさえ味になるレザーは世界的にも高評価ですが、革小物においては日本製も引けを取らない! なめしの技術はもちろん、その最たるはコードバンへの加工です。
使われているのは、日本随一のコードバン専門フィニッシャー「レーデルオガワ」のアニリン染めコードバン。秘伝のレシピによる染色は透き通るような美しい発色が特徴で、黒でさえ吸い込まれるような透明感。
それを別の工場に持ち込み、試行錯誤を繰り返して日本初の型押しに! ツヤを存分に楽しめて、大敵である傷が目立ちにくい最強コードバンがまさかのU-3万円。品質だけでなくコスパも世界レベル間違いありません。
【巧】美しいツヤはそのまま、型押しで傷を克服!
KUBERA 9981[クベラ 9981]
3つ折り財布
型押しコードバンの一枚革を贅沢に使った3つ折り財布は、コンパクトな見た目に反して大容量。アニリン染めならではのくすみのない美しい黒、質感のいい総カーフレザー張りの内装も贅沢感を高めている。W12×H9×D2cm。2万8000円。(林五 プレスルーム)
KUBERA 9981(クベラ 9981)


1971年創業、千葉県柏市に拠点を置くコードバン専業のフィニッシャー。透き通るような発色が特徴のアニリン染めを得意とし、熟練職人が手作業で加工を行う。持ち前の透明感はくすみのない深い黒にも表れている。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。