[1位]今月のいいモノランキング
誰でも即席で使いこなせるお手軽サイフォン
ボダムのePEBOサイフォンコーヒーメーカー
昔ながらの渋~い喫茶店には、たいてい寡黙なマスターとコーヒーサイフォンが鎮座してるもんでしょ? あの一目で玄人とわかる器具で淹れてもらうと、問答無用でコク深~く感じちゃうんですよね。あれを自宅で手軽に使いこなせる!なんて、違いをわかりたい男にとっては憧れじゃありません!?
ってことでハイ、こちら。好事家から引く手あまたのキッチンウェアブランド、ボダムの出番です♪ 古式ゆかしい見た目ですが、実はこれ電動式。だから使い方は超イージー♪ 挽いたコーヒー豆と水を入れ、電源ボタンをポチッと押すだけで、プロ顔負けの香り高~い一杯が楽しめちゃうんです。
諸説ありますが、そもそもサイフォン式コーヒーの抽出方法は、1756年にフランス人科学者が仕事中に淹れたての一杯を楽しみたくて発明したもの。そのため、フラスコを使ったサイエンスな構造になってるんですが、やっぱりこの独特の見た目が、深イイを後押ししてくれるんですよね。
ただ、道具を揃えるのも面倒だし、淹れるのにコツも要りそうだし、素人には敷居が高かかったはず。その点、これなら専用のプラスチックフィルターを使うため、紙や布フィルターを調達する必要もなし。
手入れも簡単なうえ、フルオートだからコツ要らず。抽出される過程を目と耳と鼻で楽しむサイフォンコーヒーの特権を、インスタントコーヒーばりの気軽さで味わえるんです♪
1リットルサイズはすでにリリースされてましたが、このたびより飲み切るのにジャストな500mlサイズが仲間入り。今までインスタント一本槍だったビギナーも取っつきやすい、電動式サイフォン。とにかく味にこだわりたいって人も、“インスタ映え”重視の人も、この機にデビューしてみてはいかが?
本格的なサイフォンコーヒーがボタンひとつでできちゃう♡
最大のウリはほぼ自動で淹れてくれるってとこ。サイフォン=手間がかかる、という常識を覆す、コーヒー党にとってはノーベル賞級の発明だ!
飲み切りやすい500mlサイズってのも◎
今期新たに仲間入りした500mlサイズは、一度にマックスで大体3~4杯分抽出可能。保温機能付きだけど、飲み切るにもちょうどよし。置いた姿もサマになる~♪
サクッとサイフォン入門♪



今作はマジでコツ要らず。下のジャグに水を、上のファンネルにコーヒー粉を入れ、電源をONにするだけ。水が沸騰してファンネルに上がったら撹拌し、後は待つのみ。4分間かけて抽出され、4分後に自動で電源が切れ、抽出されたコーヒーがジャグに戻るという仕組み。
インスタント!?
キッチン周りに手っ取り早くお洒落を取り入れられるデンマークブランド、ボダムの電動式サイフォン。指先ひとつで淹れられるのに、サイフォン式特有の高温抽出ですっきりとした味を堪能できるうえ、科学実験を連想させる抽出過程を目でも味わえる。W21.8×H32.8×D15.5cm。1万1000円。
(問)ボダムジャパン
☎ 03-5775-0681
https://www.bodum.com/jp/ja/
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/黒澤正人