特集・連載
こんなのあったの~!?全国ブツ賛展
マーモットのアーカイブから名作を復刻 【地方別注の名品】vol.46
こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展 別注やコラボがあふれ、アイテム個々の特別感もすっかり薄くなってしまっている昨今。しかしあなたの住む街から視野を広げれば、世の中にはまだ特別な逸品がたくさん眠っている。これまで多くの“ローカル名品”を紹介してきたビギンが、ご当地ショップ別注&ご当地コラボを発掘! この記事は特集・連載「こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展」#44です。
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関西 大阪・大阪市で発掘!
シルバーアンドゴールド×マーモットのスカラントンジャケットとアルピニストテックセーターで‘90年代の空気感と今の雰囲気を体現


革新的な新素材の登場によって機能的なアイテムが続々と誕生し、今やスタイリッシュなデザインが主流ともいえるアウトドアウェアの世界。そんな状況に対して、やや野暮ったいデザインが多かった’90年代のアウトドアスタイルが無性に恋しくなりません? その要望に応えてくれたのが、レトロアウトドアやモダンミリタリーをテーマに掲げる大阪の『シルバーアンドゴールド』です。なんと、今回はヒストリックコレクションと称して、マーモットのアーカイブから選りすぐりの2アイテムを復刻別注。40代以上の世代には懐かしく、若い人たちには新鮮に映るというレアな別注モデルになっているんです。
スカラントンジャケットは’95年にリリースされたスノーボード用のウェアで、身幅を広く、着丈をやや短くしてボックスシルエットにアレンジ。さらに表地にはしなやかな素材感と優れた防水透湿性が持ち味のダーミザクスを使い、元ネタがプルオーバーだったのに対して前開きへチェンジしました。右胸には通信機器用のポケットを備えなるなど、ディテールは’90年代のままなのに、グッとモダンに生まれ変わった点こそが本別注の醍醐味。街着としても十分に機能性を発揮してくれます。
一方のアルピニストテックセーターは、ポーラーテックと補強のための当て布を切り替えたフリース製ジャケットで、素材感の違いが楽しめるようになっています。配色以外はフォルムもディテールも当時のものをそのまんま踏襲。ウエストのドローコードを絞ることでシルエットを変えることができ、ブーツカットやストレートのパンツとも相性抜群です。もちろん、この上にスカラントンジャケットを羽織れば、真冬でも快適に過ごせちゃいますよ。各5万9000円(スカラントンジャケット)、2万2000円(アルピニストテックセーター)


(問)シルバーアンドゴールド梅田
TEL.06-6251-8899
https://silver-and-gold.com/
※表示価格はすべて税抜きです。
写真/武蔵俊介 文/トライアウト スタイリング/宮崎 司(CODE)