レイヤード好きとレイヤード弱虫のための処方箋
キモ入りのアウターを10年着続けるには、合わせるアイテムも重要です。そこで英国の1ポンドショップがお気に入り、敏腕スタイリストの武内さんが注目アイテムと着こなし術を披露。レイヤード編をどーぞ!
コレさえあれば大丈夫!!
1ポンドスタイリスト 武内雅英さん
異なる生地感を簡単活用して、2つのレイヤードを実践できる
「今や冬レイヤードの定番ことインナーダウンですが、結局いつも決まった合わせに……、という人はぜひリバーシブルを。簡単に防寒対策でき、ニュアンス上手にもなれて一着で2つの顔を装える。費用対効果も抜群です!」(武内さん)
ANACHRONORM×GERRY[アナクロノーム×ジェリー]
リバーシブルインナーダウン
米国の老舗、ジェリーとの両A面コラボ。クラシカルなV字キルトと、一方はキルトなしの都会的なブラックシェル。2つの男らしい表情を備えて、うまみたっぷり! 3万2000円。(アナクロノーム コンテキスト ギャラリー)


印象CHANGE!
右/キルトあり&微光沢でアウトドアな印象 左/キルトなし&マットで都会的な印象
キルトあり→アウトドアライク、なし→都会的と、異なる雰囲気に。ビームス プラスのコート3万5000円、同パンツ1万7000円(以上、ビームス プラス 原宿) ナイジェル・ケーボンのカットソー1万5000円。(アウターリミッツ)
当たり前だけど……一枚で2倍オイシイ♪(武内さん)
変化球も!!
REMI RELIEF[レミ レリーフ]
ロングスリーブインナーダウン
昨年も人気を博した作務衣顔のインナーダウンが軽量化。じつは両面使用を想定していないそうだが、スナップボタンは表裏ともに装備されており、ビギンとしてはリバーシブルとして推薦! 2万9800円。(ユナイト ナイン)
リバーシブル(裏)
冬のレイヤードはウール以上にコットンが使えるんです
「普段からレイヤードを好む人に目ウロコなのが、コットンニット。なぜならウール系より、厚すぎず暑くないから。ダジャレじゃありませんよ(笑)。ほら、レイヤードしやすいでしょ? ブルゾンなどタイトめアウターにも◎」(武内さん)
厚すぎないからコンパクトアウターにも!
Polo Ralph Lauren[ポロ ラルフ ローレン]
コットンニット
ケーブルニットは言わずと知れた、ラルフ ローレンのアイコニックなアイテム。美しい縄状のケーブル編みはドライかつ軽快で、何シーズンも着回せる。ワードローブにマストな一枚だ。2万1000円。(ラルフ ローレン)
暑すぎないからデニムなど厚手シャツもOK
コットンニットならシャツと重ね着して、アウターを羽織っても暑すぎない。特に表情豊かなケーブル編みなどがイチオシ! ポロ ラルフ ローレンのブルゾン15万6000円、同シャツ1万6000円、同パンツ2万1000円。(以上、ラルフ ローレン)
ちなみに……ワンポイントがチラリ♪もさりげなくお洒落~
厚すぎず暑すぎずで重ね着に◎(武内さん)
メランジ風も!!
BROOKS BROTHERS[ブルックス ブラザーズ]
メランジニット
ウーリーな味のある、ちょいメランジ調のコットンニットも。鮮やかなブルーでレイヤードの差し色にも、効果抜群! 程よい厚みで、春には一枚で着ても重宝間違いなしだ。1万8000円。(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
アラン顔も!!
CAL O LINE[キャル オー ライン]
ケーブルクルーネック
コットン100%のアラン顔は特殊紡績による原糸を使い、特殊な織機で編み上げたオリジナルだ。アランニットの立体的な表情がありながら、スウェットのような軽快な着心地がお見事! 1万4000円。(ユナイト ナイン)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。