特集・連載
フレッドペリー流レトロ回帰は’60~’80年代のアーカイブをいいとこ取り!
超一流ブランドの“口コミ”スクープ トラッドからアウトドアまで、おなじみの超一流ブランドにまつわる“口コミ”を関係各者からスクープ! “今”にフィットした傑作のちょい変えから知られざる裏話まで、「へ~、こんなのあったの?」と思わず食指が動くアイテムが勢揃いです。 この記事は特集・連載「超一流ブランドの“口コミ”スクープ」#12です。
クラシックとトレンドを融合させる手腕に長けた英国の古豪
FRED PERRY[フレッドペリー]
スポーツウェアは日進月歩で機能が進化し続けてますが、ファッションに落とし込まれると依然トレンドはレトロ回帰。そんななか、単にヴィンテージを復刻させるのではなく、エッセンスだけを吸い上げて現代にもアジャストさせてるのが、フレッドペリーのリイシューコレクションです。
「膨大なアーカイブを紐解いて一部の意匠だけをさりげなく盛り込むことで、定番好きの心を満たしつつ古さのないデザインに仕立ててるんです(誉)」。
そうフレッドペリーのプレス・堀口さんが語る通り、古今織り交ぜたアイテムの数々は、ベーシックの理想像かもしれませんね。
ファッションからカルチャーまでこよなく英国を愛する
フレッドペリー プレス 堀口達矢さん
細部まで忠実に再現するのではなくアーカイブのエッセンスだけ抽出してるから、バックボーンがあるのに現代にもマッチするんです。
テニスの伝統色は今に通じる上品色
FRED PERRY[フレッドペリー]
パイルジャケット
ウィンブルドンでは白しか着用が許されない……。なんて逸話を想起させるホワイト一色のパイル地がすこぶる爽やか♪ フワモコな生地感や鋭角にとがった衿も、古きよきスポーツテイストをほんのり薫らせてます。2万2000円。(フレッドペリーショップ東京)
FRED PERRY[フレッドペリー]
クルーネックスウェット
何の変哲もないデザインに見えますが、これもガチでトレーニングウェアとして使われてた時代のスウェットを元ネタにしてるからこそ! 肩をブンブン回してもストレスのないラグランスリーブも古きよき意匠のひとつ。1万7000円。(フレッドペリーショップ東京)
FRED PERRY[フレッドペリー]
ハーフジップスウェット
衿立ちのいいハーフジップ仕様も、クラシカルなスポーツウェアの代表的ディテール。きも~ち肩が落ちる緩めのシルエットに仕立てることで、羽織るだけ~♪で今っぽく着られるように味付けしてるのもポイント高し!1万9000円。(フレッドペリーショップ東京)


FRED PERRY(フレッドペリー)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。